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2018年06月13日 ニュース・プレスリリース

AI音声認識ベンチャーのHmcomm、 Flexible Anomaly Sound Training and Detection プラットフォーム「FASTD β版(異音・環境音検知)」発表

ディープラーニングを活用し”音”から価値を提供する、Hmcomm株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:三本 幸司 http://hmcom.co.jp/ 、以下 Hmcomm)は、この度、多様な産業において、容易にAIを用いた異常検出・制御システムの構築を可能とする、音に特化した異音検知プラットフォーム(Flexible Anomaly Sound Training and Detection、以下 FASTD)β版のリリースを発表したことをお知らせいたします。

本プラットフォームは、フレキシブル(Flexible)に異音(Anomaly Sound)を学習(Training)することを実現するとともに、単なる異常音や異常振動の検知だけではなく、当社の強みである言語系の基盤技術(音声認識、感情認識、自然言語処理)機能の提供も検討しております。

【異音検知プラットフォーム「FASTD」プラットフォーム・アーキテクチャー】

ユーザーの環境・目的に合わせた集音デバイスによって集録された音響・振動データに対し、適切な前処理、ディープラーニング等を用いた特徴量抽出を行います。データに合わせた様々な異常判定アルゴリズムによる異常検出を実施する際に、一般的に異常データの発生頻度は低く、収集が困難な場合が多いため、この課題を解決するために、本プラットフォームでは、正常データから初期モデルを構築しております。初期モデルに基づく運用過程で得られた異常判定データの成否に対するユーザーのチェック(Hmcommが産総研技術移転および独自研究開発で培った音響、言語学習を行うことで、より高精度な異常判定モデルをシステムに反映させることが可能)によるモデル更新を行う「教師あり学習」機能と正常データからモデル作成をアプローチする「教師なし学習」機能を可能としております。

FAST-D

【異音検知プラットフォーム「FASTD β版」の主な機能】

  1. ユーザーの用途に合わせた多様な機能別モジュール(API)の提供
  2. 異音検知のみならず弊社の強みである高精度な「音声認識」、「自然言語処理」、「感情認識」機能の提供
  3. クラウド、エッジデバイス両環境での提供
  4. ユーザーの希望に合わせた柔軟なサービス提供(例:提供API・計算環境を用いたユーザー自身でのシステム構築、Hmcommでのシステム構築、コンサルティング)

Hmcommは、当社のもつ音の専門技術を生かし、非言語領域においても付加価値のある音のIoTプラットフォームの創出を行ってまいります。
 ・主なソリューション
  1.Speech To Text Platform(音声認識、感情認識、自然言語処理)
   ・VContact(AI×コンタクトセンター)
   ・VRobot(AI×デバイス)
   ・VCRM(AI×CRM)、
   ・VMeeting(AI×Meeting)
  2.FASTD(Flexible Anomaly Sound Training and Detection) Platform(異音検知)

【Hmcomm株式会社について】
●会社名 : Hmcomm株式会社
●URL   : http://hmcom.co.jp/
●設立日 : 2012年7月24日
●所在地 : 東京都港区虎ノ門2-9-14 郵政福祉虎ノ門第一ビル4階
●事業内容: 国立研究開発法人産業技術総合研究所(本部:茨城県つくば市、理事長:中鉢 良治、以下 産総研)発のベンチャー企業として、 産総研独自の音声処理技術を用いた要素技術の研究/開発、 ソリューション/サービスの提供を行っております。

●関連ライセンス取得特許
特許4604178「音声認識装置及び方法ならびにプログラム」
特許4997601「音声データ検索用WEBサイトシステム」
特許5366169「音声認識システム及び音声認識システム用プログラム」

【国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)について】
日本最大級の公的研究機関として日本の産業や社会に役立つ技術の創出とその実用化や、革新的な技術シーズを事業化するための「橋渡し」機能に注力する研究所。全国10か所の研究拠点で約2,000名の研究者がイノベーションを巡る環境の変化やそれらを踏まえて策定された国家戦略等に基づき、イノベーション・ナショナルシステムの中核的、先駆的な立場で研究開発を行っております。